ＣＬＡＳＳＩＣ

＜注　ロシア製カメラ，レンズは機種差より個体差の大きいようです，私のインプレッションは所有しているものについてだけです＞　

ＦＥＤ１（戦後）

　ソ連製のバルナックライカのコピーである．製造は４０年くらい前のもの．ファンカメさんから購入しました．各部の動きは良く二重像も見やすいですが，ＦＥＤ１０のまた，ｋｉｎｇ−２で購入したＪＵＰＩＴＥＲ１２との相性が悪く，距離計のカムとヘリコイドは上手く噛み合わない．本体の調子は良いので，相性の良いレンズとの出会いを待っている状態です．アイレットが無いので、三脚穴を利用したハンドストラップを付けてます。

ＦＥＤ２

  程度の良いものをファンカメさんから購入しました．ＦＥＤ２によくあるらしいのですが，フィルムが画面から下がってしまうアンダーパーフォレーションでしたので，テフロンワッシャーをフィルムケースの下に噛ませる形でパトローネを持ち上げることで解決しました．あまり厚くワッシャーを入れると巻き上げが硬くなるようです．大きさ，価格，入手しやすさ，アイレットが着いていることからロシカメ入門には一番良いかと思います．ＦＥＤ１と比べると一眼ファインダーは暗く二重像も見難いです．

Ｌマウントレンズ
ＦＥＤ１０（沈胴） ５０ｍｍ　ｆ3.5
 ＦＥＤ１に付いているレンズです。 外観及び操作性は良好であるが，肝心の写りは，クラシックっぽい眠たいものモノクロでレトロな描写を求めるとき以外はちょっと使えない．

Ｉｎｄｕｓｔｅｒ２６Ｍ　５０ｍｍ　ｆ3.5
　ＦＥＤ２に付いているインダスター２６Ｍは，ピントリングの遊びが大きく，見てくれも使用感あるもの，はずれかなと思いきや，写りが非常にシャープで被写界深度が深い．反面ボケは非常に硬く女性のポートレートには不向きではあるが使い方次第では面白い．カラーバランスも悪くない．

ＪＵＰＩＴＥＲ９　８５ｍｍ　ｆ２

　ファンカメから市価の半額以下で購入しました，但し外観はちょっとみすぼらしいです．レンズは傷・ゴミは無いもののカラーには使えないと思われる位に，黄色に変色しています，ランタンガラスかもしれません．ＦＥＤ１に付けると距離計ファインダーが少しけられますが実用上は問題のない程度です．ゾナーのコピーと言われてます。
　　
ＪＵＰＩＴＥＲ１２  ３５ｍｍ　ｆ２．８

　戦前のビオゴンのコピーと言われているもので，後玉がものすごく出っ張っています．大判レンズの広角系レンズのように前後対称型のようです，ミラーのないレンジファインダーならではスタイルです．対称型は歪曲が少ないと言われますが，このレンズは普通に歪みます．カラーもモノクロも極めて普通に写ります．絞り込んでパンフォーカスにすると気軽に使えます．

タートレットファインダー

　ｋｉｎｇ−２さんで購入しました．２８，３５，５０，８５，１３５ｍｍファインダーがレボルバー式に回転します．近接補正もついています．